今回はこのような疑問に答えます。
まずはコーヒーに関する経験値をお伝えします。
・コーヒー豆焙煎(2019年2月~)
・コーヒーロースタリー開業予定(2021月3月)今まで自宅でおよそ40,000gを焙煎。
回数にして200回~400回は焙煎をしました。
読むメリット
- コーヒー豆の焙煎中に煙がどれだけでるのかわかる。
- 焙煎の煙対策がわかる。
- コーヒー豆の焙煎中の注意点がわかる。
煙がでるから自宅でコーヒー豆の焙煎は無理でしょ。。。
私もこのように考えていましたが、煙についてはある程度対策が可能です。
現在も自宅で焙煎を続けていますが、どのように焙煎をして、どのような点が注意点か解説していきます。
(そもそも「焙煎とは?」と思っている方はこちらをご覧ください。)
コーヒー豆を焙煎するときの煙の対策方法
コーヒー豆の焙煎にできる煙の対策は2つあります。
- 窓を開けて換気扇を使う。
- 煙が処理できる焙煎機を選ぶ。
2年近く自宅で焙煎していますが、対策はこれしかないです。
窓を開けて換気扇を使う。
煙を取り除くには換気につきます。
脱臭炭や消臭剤などをつえば臭いがとれるのは間違いないですが、
一時的なもので完全に煙やにおいをとり切ることができません。
コストもかかるので、換気で対策するのがシンプルにして確実だと思います。
具体的な換気方法は、
換気扇近辺の窓を開けて空気のとおり道をつくって換気扇を使う。
10分から20分で煙やにおいが抜けていきます。
DAIKIN「上手な換気の方法~住宅編~」で換気方法について解説しています。(これとまったく同じです。)
上層の窓も開けておくと良いです。焙煎して気づいたのですが、においは上層にたまります。(おそらく、焙煎時の暖気とともにより高いところに行くからでしょう。)
少しはにおいが残ってしまうと思いますが、1日から2日で消えていきます。とはいえ、しっかりと換気できれば問題はないと思います。
煙が処理できる焙煎機を選ぶ。
もし予算があれば、煙が処理できる焙煎機を選びましょう。
こちらの焙煎機については、煙を処理できるようです。
焙煎中の匂いも気になりません。
一方でこのような口コミもありました。
タイマーを長めに設定しておいて、焙煎具合を目視確認して停止させれば、お好みのコーヒーが飲めます。
目盛り以上に焙煎されてしまうような口コミも多く、自分で見ておく必要がありそうですね。
とはいえ、煙がでないのは大きな強みです。
次にパナソニックの The Roast
こちらも煙がでないとのこと。(「スマートコーヒー焙煎機「The Roast(ザ・ロースト)」を人気カフェオーナーがレビュー!」参照。)
若干高いですが、レンタルサービスに対応しているようなので試しに使ってみるのも良いかと思います。
地方暮らしの方は近隣トラブルなどまずないと思いますが、都市部では焙煎の煙やにおいがトラブルになる可能性もあります。この場合は煙が処理できる焙煎機を選べば問題はないでしょう。
コーヒー豆の焙煎過程と煙について
そもそも煙がどのタイミングどれだけ出るのか?
- コーヒー豆焙煎の流れ
- いつ煙がでるのか?
これらの観点から解説します、
焙煎の流れは?
まず焙煎の流れはこのようなイメージです。
真ん中の帯が豆の色を示しています。
豆を火にかけると次第に色が変わっていき、「ハゼ」と呼ばれる破裂音が2回生じます。
このハゼの始まりと終わりのタイミングや豆の色合いをうかがいながら煎り止めをします。
(焙煎方法についてはコーヒー豆の焙煎方法を解説。【これを意識すれば失敗しない!】で解説しています。)
いつ煙が発生するか?
焙煎の過程においてハゼのタイミングで煙とにおいが生じます。
水抜きの段階で徐々に、香ばしいにおいが出てきます。
そして1ハゼの手前から徐々に煙が出てきます。
2ハゼになると焦げに近いような煙に変わってきます。
まとめると、焙煎中に2回煙が発生します。
焙煎時に煙以外に気にしたいこと。
煙の他には、コーヒー豆の焙煎時にどんな注意があるのか?
- チャフが舞う。
- 引火の危険性もある。
- 臭いの問題
このような点に注意しましょう。
チャフが舞う。
まずチャフが舞うということ。
コーヒーの焙煎時には、コーヒー生豆の薄皮(シルバースキン)がはがれて周囲に舞います。
これに関してはこちらの記事で対策なども解説しています。 続きを見る
コーヒーの焙煎時のチャフとは?処理方法も紹介します。
引火の危険性もある。
次に生豆やチャフに引火する可能性があります。
焙煎機のメッシュが粗かったりすると、豆が飛び出る可能性があります。また強火だったり、火に近付けすぎると引火します。
こちらの動画では、焙煎時の引火の怖さを解説しています。
(煎りたてハマ珈琲さんより引用しました。)
においの問題
もちろん、煙と同時にコーヒー特有の香ばしいにおいが残ります。
具体的に言えば、2階建ての家の一階で焙煎すると家全体に広がりますが、焙煎直後にしっかり換気をすることで1日から2日で臭いは消えていきます。
まとめ:自宅で焙煎を始める前に考えること
最後に自宅での焙煎時に注意しておきたいことをおさらいします。
3つの注意点
まず注意点については3つまとめます。
- 煙とにおいが発生します。
- チャフが舞います。
- 引火の危険性もあります。
場合によっては家事のリスクもあるということを考えておきましょう。
どんなメリットがあるのか?
とはいえメリットもあるので触れておきますね。
- コーヒーの出費が激減する。
- コーヒーの良し悪し・違いがわかるようになる。
私はコーヒーの焙煎を自宅で始めてから、このようなメリットがありました。
今でも焙煎は続けてます。コーヒーの知識が増え、今後はロースターを開業する予定です。
たしかに、煙やにおいなどの注意点はありますがメリットの方が大きいような気がします。
自宅で焙煎をしてみたいかたはぜひこちらもご覧ください。
今回は以上です。