今回はこのような疑問に答えます。
まずは私の経歴をご紹介します。
・日系大手ホテル 1年勤務
・ゲストハウスA 1年勤務
・ゲストハウスB 1か月フリアコ勤務
・ゲストハウスC 2019年10月~2020年6月現在
【経験した業務】
・レセプション
・レストランサービス
・レストラン調理
・客室清掃
現在はゲストハウスのマネジャーとして勤務しており、
フロントから客室清掃、予約、調理など様々なジャンルを経験しております。
ホテルで働くとなると、どんなスキルが必要になってくるのでしょうか?
「専門学校に行かないと就職できない?」
「接客経験は必要なのか?」
さまざま疑問があると思いますが、今回は実際にはたらいてみてどのようなスキルが必要と感じたのかを解説します。
読むメリット
- ホテル就職に必要なスキルがわかる。
- 就職までにやっておくと良いことがわかる。
- ホテル就職前に考えておきたいことがわかる。
それでは解説します。
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【徹底解説】ホテルマンになるには?元スタッフが実情を公開!
ホテルマンにはどんなスキルが必要か?
ホテルマンにはどんなスキルが必要?これについては下記のスキルが必要です
- 接客スキル
- 体力
- 時短スキル
- マーケティングスキル
- 協調性
それぞれのスキルは全部必須というわけではありません。順番に解説します。
接客スキル
当然のことながら接客スキルがあると良いです。
ホテルではとくに、接客次第でそのホテルの印象が決まってしまいます。
接客スキルとは具体的にどのようなものを指すのか?具体的にはこのような事を示します。
具体的には?
- 身だしなみを常に気を使えること
- 常に笑顔でいられること
- 適切な敬語表現を使えること
- 丁寧な所作ができること
- お客様第一に考えられること
これらのスキルはあれば最高です。すぐに現場で活躍できます。
とはいえ必須ではありません。入社後に研修があるので、未経験の方でも問題はないでしょう。
体力
体力があると良いです。
どの仕事でも同じですが、ホテルでは特に毎日立って仕事をします。
その上、労働時間もながくなる傾向があります。
時短スキル
時短スキルはとくに大切です。
チェックインやチェックアウト時など、忙しくなるタイミングでやるべきことで頭がいっぱいになり、そのせいでなにをすればいいかわからなくなる。など混乱するシーンが多いです。
時短スキルとはいろいろなことを示します。
具体的には?
- 優先順位を決められる。
- 不要な仕事を見極められる。
- 人に仕事を任せることができる。
大切なことは、多くの仕事をいかに要領よくこなせていけるかということです。
マーケティングスキル
マーケティングスキルがあると、お客様の満足度を狙いに行けます。
これに関しては必須ではありませんがあると良いです。
具体的には?
- 相手のニーズを考えることができる。
- どんなサービス・提案が適切か考えられる。
これが理解できていると、お客様から情報を引き出して適切なサービスにつなげることができます。
協調性
協調性も大事です。
お客様のお出迎えからチェックインからお部屋の案内まで多くのスタッフと連携する必要があるからです。
例えばどのような状況において連携がひつようになるのか?
具体的には?
- お客様がアレルギーをもっている時。
- 車椅子が必要なお客様がお越しの時。
- なにかクレームが起きたとき。
このような状況においては、迅速に周囲のスタッフに伝達をしておく必要があります。
些細なことでも周囲と連携していけるスキルが重要です。
スキルを磨くためにしておくべきこと
ホテルに就職した場合は上記のようなスキルが必要になってきますが、具体的にはどのように鍛えることができるのでしょうか?
- 飲食業のアルバイト
- 新聞・ニュースを見る習慣をつける。
- 語学学習
- マーケティング関連
必須ではありませんが、すべてやっておくのがおすすめです。
飲食業のアルバイトで基礎スキルをつける。
まずは飲食業のアルバイトがおすすめです。飲食業を経験していると、ホテルに応用できるスキルがつきます。
具体的にどのようなスキルがつくか?
- 基本的な接客ノウハウ(敬語・所作・身だしなみなど。)
- 優先順位をつける方法(なにから仕事を終わらせればいいか)
- 料理の配膳方法など長時間労働でも耐える体力
- 協調性
忙しくなった時にどのようなことを考えればよいか判断できるようになります。
ホテル並みの接客スキルの向上は見込めませんが、お客様がいらっしゃっても焦らずゆっくり対応できるようになれます。
具合的にはどんなアルバイトがいいのか?
- レストラン
- 居酒屋
- 小売店
- できればホテル
接客したことない人はあらかじめ飲食店などでのアルバイト経験をしておくのがおすすめです。
新聞・ニュースを見る習慣をつける。
新聞・ニュースを見る習慣をつけておきましょう。
お越しいただくお客様との会話の中で、ニュースの話が挙がることがあります。
- ヘッダーだけでも確認しておく。
- 必要であれば深掘りする。
- 調べたことは誰かに話してアウトプットする。
ヘッダーだけでも確認しておくと良いです。話題の内容がわからなくても問題はありません。わからないことは曖昧にせず、はっきりとわからないと伝えるので大丈夫です。
とはいえ、スタッフが少してもニュースに精通しているだけでも、ホテルの印象が変わりますので、新聞やニュースをチェックしておくのがおすすめです。
語学学習はやっておくと良い
語学については必須ではありませんが、あると良いです。地域によっては海外からお越しになるお客様もいらっしゃいます。
具体的にどのようなことをすればよいのか?
- リスニング・スピーキングスキルを磨いておく
ホテルではリスニング・スピーキングスキルが大いに求められます。余裕があれば磨いておくと損はないです。
(また英語学習についてはこちらの記事で解説してます。併せてご覧ください◎)
マーケティングスキルに触れておく
ホテルではマーケティングスキルが大いに役立ちます。
単に接客をするだけでなく、相手が何を求めているのかを把握して対応しなければなりません。
では具体的にどのようなことをすればいいのか?
それはブログを書くことに尽きると思います。ブログは単に記事を書くだけでなく下記のような手順を踏む必要があります。
ブログを書く手順
- 基読者のニーズを考える。
- ニーズを満たす記事構成を考える。
- 読者にささる文章を執筆する。
上記のようなプロセスを経て記事を作っていくのですが、この過程でホテルマンとして大いに活躍できるスキルを磨くことができます。
もちろんマーケティングスキルがなければ、ホテルマンになれないということはありません。やっておくと接客のコツがわかってきますし、将来的にも収益化を狙っていけるのですごくおすすめです。
ホテルマンが考えておくべきことは?
ここまでホテルマンに必要なスキルについて解説してきましたが、スキル以外にはどんなことを考えておけべよいのでしょうか?
- 将来のこと
- 仕事が厳しいこと
- 収入のこと
このようなことをかんがえておきましょう。
将来的にどんなポジションを狙うか
ホテルで働きつつ、将来的にはどのようなポジションを狙っていくのかを考えましょう。
人によってデメリットを多く感じてしまう職場環境になる場合もありますので計画を練ってから働くのがおすすめです。
具体例を挙げるのであればこのようなポジションがあります。
- 総支配人
- 予約センター
- コンシェルジュ
目標のポジションを決めた上で、勤務するとより有意義な時間になるはずです。
一方でホテル勤務を生涯続けていく予定ではない方はこのようなことを考えましょう。
- ホテル勤務でどのようなスキルを身に着けたいのか?
- スキルを得て何をしていきたいのか?
- どんな将来を目指したいのか?
ざっくりと挙げてみましたが、大切なのは本当にホテルへの就職で大丈夫なのかいちど検討してみることです。
将来何を達成するためにホテルに就職したいのか考えましょう。
ホテルマンへの就職の厳しいこと
ホテルに就職すると仕事や生活環境が厳しかったりすることを知っておきましょう。
働く環境によっても大きく異なりますが、あらかじめ応募先のホテルではどのような労働体制になるのかをしっかりリサーチしておきましょう。
私がホテル勤務を通して感じたデメリットはこのようなものです。
確認しておくこと!
- 勤務時間がながい。
- 拘束時間がながい。
- 肉体労働。
くわしくはこちらので記事で解説しています。
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ホテルマンは激務なの?元ホテルマンがシフトや勤務時間なども公開します。
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厳しい環境下で働き続けるのには、強い動機が必要です。就職を考えているのであれば労働環境を把握した上で、就職するのがおすすめです。
収入のこと
収入をどれだけ得たいのかも考えておきましょう。
ホテルマンに就職すると、おそらくですが将来的に莫大な収入を得ることは難しいです。
たとえば、年収1000万とかを求めるのであれば、違った職を狙うのがおすすめです。
まとめ
今回はホテルマンとして働く上で必要なスキルについて解説しました。
必要なスキルはまとめるとこちらです。
- 接客スキル
- 体力
- 時短スキル
- マーケティングスキル
- 協調性
「必須ではありませんが、あると良い」です。
いずれにしても入社前研修など、スキルを身に着ける期間はあるので焦らなくても大丈夫です。
今回は以上です。