けっこう厳しいと聞きますが、労働時間とかどうなんでしょうか?
働いてみたいですけどキツイと不安です。。。
今回はこのような疑問に答えます。
まずは私の経歴をご紹介します。
・日系大手ホテル 1年勤務
・ゲストハウスA 1年勤務
・ゲストハウスB 1か月フリアコ勤務
・ゲストハウスC 2019年10月~2020年6月現在
【経験した業務】
・レセプション
・レストランサービス
・レストラン調理
・客室清掃
現在はゲストハウスのマネジャーとして勤務しており、
フロントから客室清掃、予約、調理など様々なジャンルを経験しております。
ホテル勤務は過酷!
ホテルは残業多い!
ホテルはしんどい!
そんなイメージが多いとは思います。今回は実際にホテルで働いた私が、解説します。
読むメリット
- ホテルの仕事のイメージがわかる。
- ホテルのシフトや労働時間がわかる。
- ホテルはどんな人におすすめかわかる。
それでは解説します。
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【徹底解説】ホテルマンになるには?元スタッフが実情を公開!
ホテルマンは激務か?
正直なところ、激務かなとは思います。
- 勤務時間が長い
- 拘束時間が長い
- 肉体労働
このような理由が挙げられます。
理由1:勤務時間が長い
まず初めに勤務時間は長いのは確実かなと考えて大丈夫です。
【勤務時間の具体例】
フロント:9:00~15:00(1時間休憩あり) +
レストラン:17:00~22:00
一日で8時間以上はざらにあると思います。シフトや勤務表などの具体例は後程解説します。
理由2:拘束時間が長い
勤務時間がながくても拘束時間もながい場合もあります。
【拘束時間の具体例】
フロント:9:00~15:00(1時間休憩あり) +
レストラン:17:00~22:00
→ 13時間の拘束になる。
私が勤務していたホテルでは、複数の業務を担当する機会があったのでこのような勤務体系になりました。
たとえば、8時間勤務であっても休憩時間が3時間あると11時間は勤務先にいないといけないですね。
理由3:肉体労働
肉体労働なのは事実です。休憩時間意外はほとんど立ったままなのです。4連勤でもしんどいです。
勤務時間のほとんどが経ったままなので足の疲労がハンパないです。またレストランを担当することもありましたが、食器を運んだりするので、同時に腕にも疲労がたまってました。
補足:激務だけど楽でもある。
とはいえ、逆にそれが楽だともとらえることができます。
それはこのような理由があるからです。
拘束されるような仕事がまずないです。
たしかに激務ではあるけど、休日は仕事について考えなくても大丈夫です。気持ちが落ち着くのおおきなメリットでもあります。
ホテルマンのシフトは?
続いてホテルマンのシフトについてですが、実例とともに解説します。
どんなシフトか?
まず私が働いていたホテルのシフト(1週間分)はこのようなものでした。()は休憩を表します。
- 11:00 ~ 22:00 (15:00~16:00)
- 6:30 ~ 11:00, 17:00 ~ 22:00
- 6:30 ~ 11:00, 17:00 ~ 22:00
- 休日
- 6:30 ~ 18:00 (15:00~16:00)
- 11:00 ~ 22:00(15:00~16:00)
- 休日
次に特徴を解説します。
特徴1:朝番・夜番
まずシフトに関しては朝番と夜番に分かれているのが特徴的。
(朝晩:2、3、5 夜番:1、2、3、6)
フロント業務では下記のような業務をします。
朝晩シフトの業務内容
- フロント周りの清掃
- チェックアウト対応
- 荷物預かり、管理など
一方で夜の業務はこちらです。
夜番シフトの業務内容
- チェックイン対応
- 観光案内など(コンシェルジュ)
- エントランスにてお出迎え
入社したての頃は朝晩もしくは夜番のみで、業務を覚える期間になります。
一方で慣れてくると上記のような複雑なシフトになる可能性があります。
特徴2:休憩のタイミング
休憩のタイミングも特徴的です。
基本的にはお客様がいない時間帯に休憩となるので、チェックアウト後とチェックイン前がおもな休憩時間です。
一方で2、3のようなシフトは「中抜け」と呼ばれており、6時間程度いったん部屋に戻ってふたたび職場にもどります。(人が足りていない職場ではあり得ますが、滅多にないです。)
休憩のタイミングはお客様の動きが少ないときですが、それほど生活リズムに影響を与えるようなものではありません。
特徴3:早上がりは特になし
早上がりはとくにないです。
基本的にお客様がいなくても何かしら起きることはあるので、規定の時間まで待機しておく必要があります。
その間については周囲の清掃だとか、なにかできることを自分で率先して探していく必要があります。
(ここまでの情報はあくまでも私の経験談です。)
ホテルマンの労働時間は?
私が経験してきたホテルの労働時間はどれくらいか?
結論から申し上げますと、8時間以上は普通です。
8時間以上は普通です。
私の場合は8時間労働は普通でした。
驚くことにシフトはすべて10時間でシフトが組まれています。
前にも書いた通りで、何が起きるのかわからないので常にスタッフは駐在しておく必要があります。
残業時間は月40時間
そして残業時間は40時間は必ず超えていました。
これはどういうことかというと、ホテルで生活しているようなイメージです。家に帰ったとしても必要最低限のことだけをやって翌日に備えるような毎日になります。
労働時間だけ切り取ってみてもなかなか激務なのがわかるかと思います。
ホテルマンの休日は?
上記のようなシフト・労働時間だとどのような休日になるのでしょうか?
地方暮らしの場合は車が必要
そもそも前提として移動手段に車が必要になり、車がなければかなり痛手です。
どういうことかというと時間が奪われます。(ホテルの立地にもよりますし、外出しなければ問題もありません。)
公共交通機関使えば問題はないのですが、デメリットがあります。
地方公共交通の特徴
- 最寄り駅の電車の本数が10本以下
- 次の電車は1時間後
- 電車賃はやたらたかい。
そのため、買い物だとかで外出したい場合には基本的に早起きは必須です。
やはり日常生活を快適に過ごしたいのであれば、車は必須になります。
一人暮らしは自炊の毎日
一人暮らしの場合は自炊に時間がとられます。
私の場合は特に、食堂が附設していなかったので自炊が必須でした。
- 弁当はいらない
- 自炊をしない
- すべて買う
という方には問題はないとおもいますが、いずれにしても自炊をするのであれば、休日は自炊に時間がとられることは町間違いないです。
ホテルマンはどんな人がおすすめか?
さて、最後にどのような人がホテルマンにおすすめなのでしょうか?
- 目標がしっかりある人
- 接客が好き
- 体力に自信がある人
これにひとつでも当てはまる方にはおすすめです。
目的がしっかりある人。
まず、明確な目的がある人です。
これは「なぜホテルで働くのか」がしっかり自分のなかで明確な答えを持っている人ということです。
- ホテルマンで働くことにずっとあこがれていた。
- 将来はコンシェルジュになりたい。
- ホテルのチーフとして働きたい。
上記のような目標がしっかりあれば良いのですが、少しでもホテルで働く動機が薄いと長続きはしません。
なぜ自分はホテルで働きたいのか?
深掘りして考えてみましょう。
接客が好き
そして次に接客が大好きな人。
一日のなかで多くのお客様と会う機会があります。この中で接客についてストレスを感じないで仕事ができる人には向いています。
- 上機嫌なお客様
- 嫌なことがあったお客様
- お子様
- カップル
いろいろな人が行き交うホテルで、どんな人が来たとしても接客をしなければないのは言うまでもありません。
いろいろなシチュエーションでストレスを感じないで働くことはできますか?(アルバイト経験などで自己分析をしてみましょう。)
体力に自信がある人
体力に自信があれば大きな戦力になります。
勤務時間が長くなってくるので、スタッフの多くが疲弊してきます。
このような経験があると良い!
- アルバイトで居酒屋で働いていた。
- もしくはアルバイトでホテル勤務していた。
- 長時間勤務でも苦ではない
そう思える人にはおすすめ。体力に強みがあるスタッフが一人いるだけでも現場の雰囲気が大きくかわります。かなり活躍できるはずです。
まとめ
最後にここで、今回のおさらいです。
ホテル勤務は激務なのかという点については、下記のような要因があげられます。
- 勤務時間が長い(8時間以上)
- 拘束時間が長い(休憩タイミングが特徴的なため)
- 肉体労働(基本立ち仕事)
私の経験からして、上記のようなことはあり得ます。
ホテルマンに向いている人は下記のような人が向いています。
- 目的がしっかりある人
- 接客が好き
- 体力に自信がある人
今回は以上です◎