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コーヒー研究

コーヒーの焙煎時のチャフとは?処理方法も紹介します。

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疑問がある人
焙煎についてしらべると『チャフ』というフレーズが現れますが、これは何でしょうか?

今回はこのような疑問に答えます。

 

まずはコーヒーに関する経験値をお伝えします。

・バリスタ(2019年10月~)
・コーヒー豆焙煎(2019年2月~)
・コーヒーロースタリー開業予定(2021月3月)
今まで自宅でおよそ40,000gを焙煎。
回数にして200回~400回は焙煎をしました。

 

これまでの経験からお話しします。

 

読むメリット

  • チャフの実態がわかる。
  • チャフの処理方法がわかる。
  • チャフを気にしないで焙煎できる方法がわかる。

 

それでは解説します。

(そもそも「焙煎とは?」と思っている方はこちらをご覧ください。)

 

コーヒー豆の焙煎時の「チャフ」とは?

まず、チャフとはなにか?

  • チャフはコーヒーの薄皮
  • チャフはキッチン全体に舞う。
  • 生豆が乾燥した段階ではがれる。

チャフはコーヒーの薄皮

チャフはコーヒー豆の薄皮です。(シルバースキンと呼ばれています。)

 

コーヒーの生豆はもともとパーチメントと呼ばれる殻に入っており、
脱穀することで生豆が取り出されます。

 

(生豆についている白いものがシルバースキンです。)

これが焙煎中に乾燥して剥がれ落ちていきます。

チャフはキッチン全体に舞う

チャフは広範囲にわたって舞います。

キッチンで焙煎をした場合については、近くに物を置いておくとその上にまでチャフが積もることがあります。

一方でチャフが舞い続けてコンロの周りにたまると
引火する可能性があります。

チャフが舞い始めたら引火しないように気を付けてください。

生豆が乾燥した段階ではがれる。

チャフが舞い始めるのは火をかけてから豆が乾燥し始める段階です。

焙煎器具によっては舞うことはありませんが、
チャフをためたまま焙煎を続けると、コーヒー豆が焦げる可能性もあります。


そのため、あえて蓋を開けて吹き飛ばすのがおすすめですが
前述の通り、引火する場合もあるので細心の注意を払いましょう。

 

チャフはコーヒー豆の焙煎時はどのように舞うのか

チャフの様子を下記の段階で解説します。

  • 水抜き
  • 1ハゼ~2ハゼ
  • 終了時

水抜き

火をかけてから数分後の水抜きの段階からチャフは舞い始めます。


(手間にチャフがたまっています。)

前述の通りですが、これは焦げる原因となります。排出できる場合は排出していきましょう。

 

豆が乾燥し、生豆の色が黄色~茶色になるとキッチンの周りはこのようになります。

 

1ハゼ~2ハゼ

1ハゼが起きているときはすでにチャフはおおよそはがれ落ちていく一方で、焙煎機の中に残っていたチャフは焦げていきます。

この時点までにはできれば排出しておきたいところです。

終了時

焙煎終了時には焦げたチャフがそこにたまります。
密閉容器に移す際には混ざらないように注意が必要です。

 

焙煎前にチャフを処理する方法は?

コーヒー豆の焙煎前にチャフ(シルバースキン)を処理する方法として生豆の水洗いが挙げられます。

水洗いでシルバースキンを落とす

水洗いとは、生豆を水に浸してお米を研ぐように生豆の表面を洗い流す方法です。

 

 

コーヒー生豆は農産物であるので洗うべきという意見もあり、実際に水に浸してみるとこのように濁ります。

 

水洗いの方法は?

水洗いの方法はシンプルで、豆にダメージを与えないように洗うだけです。

詳しくは「コーヒー生豆を水洗いするとこうなった!焙煎まで解説します。」で解説しています。

水洗いのメリット・デメリット

水洗いにはメリットもデメリットもあります。

水とぎのメリットとは?

メリット

・ある程度チャフを減らすことができます。

完全に取り除くことはできませんが、半分以上減らすことが可能です。

 

水とぎのデメリットとは?

デメリット

豆が割れてしまう。

やはり豆は割れやすいです。
乾燥したタイミングでぱっくり開いてしまった豆が多く見受けられます。

水とぎの不明な点について

水とぎの焙煎について調べているとさまざまな見解があることを発見しました。

「クリアな味わいになる」という人もいる。

どうやら水とぎをすることで雑味が取れるという意見があります。

こちらに関しては信憑性は高いと思われます。
というのも、チャフによって雑味が生まれるという検証をしているブログが数多く見つかっています。

 

・「おいしくなくなる」という人もいる

「水とぎによって成分がぬけてしまい、おいしくなくなる」という見解もあります。

こちらに関してハマ珈琲の動画で特集されてはいましたが、
水とぎによって成分がぬけてしまうことがあるのかは不明です。

今度調べていく予定です。

チャフを気にせずに焙煎できる器具とは?

予算があればチャフの処理ができる焙煎機を選びましょう。

ここまでの解説は、「手網焙煎器具」もしくは「手回し焙煎器具」を使用した場合のことで、家庭用小型焙煎機ではほとんどのものがチャフの処理が可能です。

チャフの処理が簡単な焙煎機を2つ紹介します。

 

メリットは下記の点です。

  • 焙煎度が多い。(9段階)
  • チャフが焙煎機の中にたまる。
  • レビューの評価が高い。

チャフ受けにチャフがコーヒー豆からしっかり分離して溜まっていたのでお手入れも楽です。

(Amazon・商品口コミページより抜粋)

 

焙煎のしやすさや、チャフの処理が簡単であったりとメリットが多いようです。

 

LITHONホームロースター。どのような点が良いのかというと、下記の3点。

  • 焙煎度が2つのみでシンプル。
  • チャフが焙煎機の中にたまる。
  • 全自動の中でもとても安価。

 

毎回決まったクオリティで焙煎に時間がかからず、かつ後片付けも簡単で安いものを求めたらこれに行き着きます。そう考えるとコスパはかなり高いです。 

 

コンパクトでチャフの掃除が楽で手軽に生豆からローストしてコーヒーが飲めるアイテムとして良い。

(Amazon・商品口コミページより抜粋)

 

一方でこのような口コミも。

 

一回の焙煎量が少ないのと音がうるさいのが難点。

(Amazon・商品口コミページより抜粋)

 

購入前にはレビューの確認をしっかり行いましょう。

まとめ

 

最後におさらいです。

 

チャフとはコーヒーの薄皮。

水抜きの段階からはがれる。

水洗いでチャフを処理できる。

家庭用小型焙煎機はチャフの心配がない。

 

 

正直なところ、チャフは切っても切り離せないので自宅で焙煎をするのであればキッチンも掃除する根気も持っておきましょう。

 

とはいえ、自宅での焙煎はとても簡単でなによりも楽しいです。

詳しくはこちらでも解説していますので、是非ご覧ください。

 

今回は以上です!

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