今回はこのような悩みに答えます!
まずは私の経歴をお伝えします。
→ホテルも就職1年で退職
→ベンチャーに就職も1か月で退職
→大手企業に就職もまた1年で退職
→再び宿泊業に復帰、現在に至る。
新卒でホテル企業に入社をしましたが、1年で退職しました。転職から退職まで短期間で経験しました。
「ホテルに就職すると転職は難しい」
「ホテルに就職すると生涯接客業」
当時は私はそのように考えていましたが、ホテルの仕事で培ったスキルは大いに役に立ち、転職においてはおおきな強みになります。
ホテルからの転職は有利です。自信もって転職活動に挑んでいただきたいと思います。
読むメリット
- ホテルからの転職は有利な理由がわかる。
- 有利な転職時期がわかる。
- 転職する前に考えておきたいことがわかる。
それでは解説します。
ホテルからの転職は有利な理由
ホテルからの転職が有利なのは下記のような点が挙げられます。
-
- 第一印象がとてもよいから
- マーケティング力が強い
- 語学力
くわしく解説します。
理由1:第一印象がとてもよいから
まず第一印象が良い人材が多いです。
当然のことながら、ホテルの採用試験では第一印象が特に重要です。ホテルの面接を通過した人はおそらくどの面接でも第一印象はよく映るでしょう。
メラビアンの法則
人間はこのような割合で情報を取り入れるらしい。
つまりどんなことを言っても見た目で半分以上が決まってしまうということ。
ホテルではきめ細かく見た目や所作の指導があります。
そんな環境で1年でも働けば、どうすれば第一印象がよく映るかなんて調整できます。あとは転職理由などしっかり固めれば簡単です。
理由2:マーケティング力
次にホテルスタッフがマーケティング力が強いです。
単に接客してるだけと思われがちですが、ホテルのスタッフは特にお客様のニーズを把握することに加えて潜在的なニーズまで考えて仕事をしています。
例えば、
今日の天気はなんですか?
このような質問に対してはホテルマンは下記のように考えます。
- 今日の天気は「雨」
- こちらのゲストの滞在の目的は「休暇」
- それなら雨でも室内でゆっくりできる場所を紹介しよう。
- そこに行くまでの注意点なんかあったっけ?
- そこは何がオススメかな?他のスタッフは知っているかな?
など。
単に聞かれたことを答えるだけでなく、心の奥底にある隠れているニーズまで満たそうと考えます。
どんなニーズがあるかを考えて、それを上回るサービスを展開していくという点においてはホテルスタッフはマーケティングを考える力はあります。あとは違った環境で(転職先で)応用すればいいだけです。
(「潜在ニーズまで考えていない。」という方は、これを考えられるようになって実績をたててから転職するのがおすすめです。)
狙えそうな業界・仕事
- ウェブマーケティング
- 営業
- 全接客業
理由3:語学力
上記の2つだけでも大きな強みになりますが、語学力もアピールポイントになります。
勤務地にもよると思いますが海外からのゲストが多い場合は1年でも働けば勉強しなくても英語力を身につけます。
私の場合はゲストハウスで1年勤務していましたが、ある程度英語での意思疎通は可能で、何を言っているかもだいたいは理解できます。
英語での意思疎通ができるだけでも大きな強みになります。(語学力がない場合は、上記の2点を磨きましょう。)
ホテルからより有利に転職できる時期は?
下記の時期に分けて解説します。
-
- 新卒1〜2年目
- 就職3~5年目
- 就職6年目~
新卒1~2年目は「有利」
新卒の1〜2年目は比較的有利に転職を進めることができます。
(これはホテル業に限ったことではありません)
というのも第二新卒と言う名のもとで転職をすることができるからです。
第二新卒でのメリット
- 新卒同様に多くの業界・職種にチャレンジできる。
- 業界や職種についてより情報が多い状態で転職ができる。
- 「なぜ短期でやめたのか?」という質問が面接で多い。(=似通った面接=難易度若干低い)
など。
ホテルに限ったことではありませんが、第二新卒では転職の入り口が広く開かれています。
就職3~5年目も「有利」
就職してから3年から5年は「有利」というよりも転職がしやすい時期です。
ホテル歴3〜5年目が転職しやすい理由
3年ほど経験を積むと「どういう仕事がしたいか?」とか、「将来どんな方向を目指していくか?」など転職時の材料がかなり溜まっている状態。(私の同期も3年目の転職でほとんど成功しています。)
マイナビの調査によると3年目で転職をする社会人が多いとのこと。
ということは転職のエージェントも社会人3年目での転職のノウハウが蓄積されているはず。
ホテルではお客様との接点がとても多いの3年も働けば、仕事の中で様々なトライアンドエラーを繰り返すことも可能。
そう考えると3年も働けば転職に活かせる実績作りは簡単です。
就職6~年目も「有利」だが・・・
6年目にまでなると就職先はホテルに限られてしまうのではないでしょうか?
ホテルに関してはプロの領域。ここまで続けるとおそらくあなたはもうホテルの仕事が好きになっているはず。
同業他社や同じ接客業全般へ転職が望めますし、この場合の転職はかなり有利に進めることができます。
6年目以降は同業他社がねらい目
私が勤務していた際は6年目以降のスタッフはまったくいませんでしたし、上層部はチームをマネジメントできる人材が欲しがってたようにも見えました。
もし同業他社への転職を考えているのであれば、下記のような点が転職の鍵になると思われます。
- なぜ同業他社への転職を望むのか?
これにつきます。同じ業種で他社に移るということは環境を変えたいからというのが一般的。
このような点を考えてみるとうまくまとまります。
- どんな環境が最適かを考えて転職先を選定(自分の経験に基づいて)
- その企業はどんな点が魅力的か?(どこがいいのか?)
- なぜ私がそこで頑張れるのか?(具体例と熱意で主張)
あとは自己分析と企業分析で内定は簡単に取れそうですね。
転職する前にしっかり考えておくべきこととは?
考えるべきは下記の2点!
-
- 人生で何を達成したいか
- どんな環境で働きたいか?
考えておくこと1:人生で何を達成したいか
まず考えておくべきことは「仕事を通して何を達成したいのか。」ということ。簡単に言ってしまえば、働く目的を明確にしましょう。
考えておくメリット
- モチベーションが高いままで仕事ができる。
- メンタル的に疲れない。
- 転職先を選びやすい。
- 転職時の面接でも戦いやすい。
このような点を考えるにあたっては自分の経験をしっかりと振り返り(自己分析)、慎重に選定していきましょう。
ここをしっかり考えないと将来的に崩壊します。つまり、無駄に面接を多く受けたりやりたくもない仕事をする羽目になったり疲労感しかない毎日になります。そしてまた転職を繰り返すことに。
「仕事を通して何を達成したいのか」を考えるにあたっては下記のようなことから初めてみましょう。
考えるべきこと
どんな人に、何をするときにやりがいを感じられるかを振り返ってみましょう。
モチベーションの源泉をたどることで、どんな仕事をしていきたいのかがよくわかります。自分がうれしく感じたときの理由を徹底的に深掘りしていくことで達成したいものが見えてきます。
モチベーションの源泉の見つけ方については、私はこの都ようなことを意識しました。
-
- いままででうれしかった瞬間をすべて書き出す
- 自分はどんな人に何をすることでうれしいのかを考える。
- その結果、どんな仕事がいいのかを考える。
転職を繰り返すなかで、私はこのようなことに常に向き合ってきました。その結果、新卒で就職したホテルを退職した3年後にまた宿泊業に復帰しました。
いずれにしても人生を通して何を達成したいのかということに向き合うことが転職へのおおきなカギになります。
考えておくこと2:どんな環境で働きたいか?
どんな環境で働きたいのかも考えましょう。
「仕事で達成したいこと」がわかって仕事がきまったとしても、職場環境がまったく合わないまま続けるには厳しいです。
考えるべきこと
- 成果だけが評価の対象なのか?(=ストイックな職場か?)
- 勤務地が遠すぎないか?
- 職場の年齢層はどうか?(自分と合わないと考えがズレる)
私は初めての転職の際にどんな環境が最適かを全く検討しなかったので3か月でやめることになりました。自分が頑張れる環境を考えるのはとても大切なことです。
人によっては上記のような基準はあてはまりません。自分でどのような環境で働きたいのかをしっかりと把握しておきましょう。
まとめ
最後におさらいします。
ホテルからの転職が有利な理由は
-
- 第一印象がとてもよい
- マーケティング力がある
- 語学力が強い
このような点が挙げられます。
そして時期によっては転職の方法が若干変わってきますのでこの点についても考えておきましょう。1812
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- 新卒1~2年目は第二新卒として転職
- 就職3~5年目は経験と実績を整理して転職
- 就職6年目以降は同業他社がねらい目
そして最後が大切。
-
- モチベーションの源泉をたどり、人生で達成したいことを考える
- 自分はどんな環境があっているのを考え、転職先を選定する。
ざっとこんな感じです。
ホテルからの転職は有利です。自信をもって転職活動に挑みましょう。
今回は以上です。
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