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就活生必見!客室清掃の仕事内容を元ホテルマンが解説します!

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「ホテルで働いてみたい!」
「宿泊施設ではどんな仕事があるのだろう?」

このような疑問を抱えている方必見です。

私は大学卒業後に日系ホテル企業に就職したのち、
転職を経験しながらも、現在はゲストハウスのマネジャーとして勤務しています。

宿泊施設での勤務は2年と短いですが、
さまざまなポジションを広く経験してきました。

そこで今回は

客室清掃(ハウスキーパー)の仕事内容

についてご説明します。

まずは私の経歴をご紹介します。

【職歴(一部)】
・日系大手ホテル 1年勤務
・ゲストハウスA 1年勤務
・ゲストハウスB 1か月フリアコ勤務
・ゲストハウスC 2019年10月~2020年6月現在
【経験した業務】
・レセプション
・レストランサービス
・レストラン調理
・客室清掃

このような経歴ではありますが、
客室清掃は今でも担当しております。

ホテルの仕事では切っても切り離せないポジションなので
就活生にはぜひ読んでいただきたい内容です。

仕事内容

まず初めに客室清掃の仕事内容についてご説明します。

身だしなみ

まず身だしなみについてなのですが、
基本的に支給されるユニフォーム着用が義務付けられています。

髪型に関しても、各々ホテルの規定通りにセットしておく必要があります。

私が働いていたホテルの場合は
・ポロシャツ
・チノパン
・黒シューズ
・髪はジェルでセット
これらが必須でした。

正直なところ、夏場の客室清掃は
このような身だしなみではかなり窮屈でした。

清掃業務

次に清掃業務なのですが、
大きく分けて担当は二つに分かれます。

・部屋まわり
・水まわり

清掃内容について詳しくご説明します。

部屋まわり

ベッドまわりの水場以外を指します。

・シーツ回収
・アメニティ交換
・掃除機掛け
・ベッドメイク
・窓ふき

これらが主な清掃内容です。

水まわり

水が跳ねるところを指します。

・トイレ
・ユニットバス
・洗面台

水気をいかにとるかが重要になってきます。
少しでも残っていると印象は良くないので、
難易度が高めです。

ホテルによって分け方はさまざまです。
部屋自体もメゾネットだったり
テラスがあったり
タイプによっても担当が細分化されますが
一般的には部屋まわり・水まわりで分担されます。

リクエスト対応

清掃業務以外にはチェックイン後のリクエスト対応が挙げられます。

これどういうことかと言いますと、

「追加でベッドを作ってほしい」
「赤ちゃんベッドが欲しい」
「ベッドガードをつけてほしい」
「タオルを追加でほしい」

などの要望をチェックイン後に受けることがあります。

そのため、客室清掃担当の一部のスタッフは清掃終了後も待機している場合があります。

 

タイムスケジュール

次にタイムスケジュールでどのような動きをするのか追ってみましょう。
(私が勤めていたホテルの例です。)

10:00(朝礼)

客室清掃はおおよそ10時ごろに開始です。
いったん集合した後に朝礼で下記のようなことを確認します。

・部屋割り確認
だれがどこからどの部屋まで清掃するか
・特殊清掃の伝達
ベッドの作り方やアメニティの数などゲストからリクエストがあるか
・清掃内容の注意点
前回までにどのような不備が報告されたか、どのように注意するか

朝礼を終えた後に清掃を開始します。

私の場合は、

・部屋まわりと水まわりの2人1組
・部屋数は7~8部屋(すべてツインタイプ)
・客室清掃シフトは10:00~15:00

新人であったため毎日このような内容でした。

~12:00

多くの宿泊施設はチェックアウトが10:00であると思われますが、
12:00の場合もあります。

清掃開始の時刻とチェックアウトの時刻にずれがある場合は要注意です。

ゲストがチェックアウトしない限りは清掃を始めることができません!

隣のチームがすでに清掃を始めていても
自分たちが始められなかったことがざらにあります。
(もちろんその逆もあります。)

このときの対応策として

・早めに休憩をとる
・他のチームのヘルプ
・他のチーム担当の部屋を交換してもらう

など融通を聞かせる必要があります。

酷い時にはまったくチェックアウトの報告がなく、
12:00~15:00(チェックイン開始時刻)という短い時間で
すべてのお部屋を完成させなければならないことがありました。

【チェックアウトの確認について】
各フロアの倉庫にPCが設置されており
管理画面で
・滞在中(ゲストがいる)
・チェックアウト済み(ゲストが出発、清掃必要)
・清掃済み(清掃終了、確認待ち)
・利用可(チェックイン可能)
このような段階でお部屋の状態を確認できます。

12:00~15:00

前述の通り、最も忙しい時間帯です。

清掃がすべて終わっているチームもあれば
まったく終わっていないチームもあります。

場合によっては、レセプションが混乱を避けるために
早めにチェックインを始める場合もあります。

そのため、館内にゲストが行き交うこともあり
掃除しにくくなります。

万が一終わらなそうなときは
本部からもヘルプが来てくれるのでチェックイン時刻までには
確実にすべてのお部屋が仕上がります。

15:00~

私が勤めていたホテルではチェックインが15:00でした。
チェックイン時刻にはすべてお部屋が完成しています。

この時間以降の仕事は

・清掃用具のかたずけ
・シーツの補充
・使用済みシーツの仕分け

などが挙げられます。

だいたい1時間以内にすべて終わります。

またチェックイン以降はゲストからのリクエストがあるので
一部スタッフは待機しておく必要があります。

実際にやってみた感想

最後に経験してみての感想をお話しします。

3回以上の確認が必須

客室清掃において最も大切なのは何度も確認をすることです。

どのホテルでも「前泊者痕跡」をなくすことが客席清掃の最低条件だと思います。

前泊者痕跡とは
「前に泊まったゲストの跡があること」
を示します。
・窓の指紋
・排水溝の髪の毛
・ティッシュのごみ
などが具体例です。

一通り清掃が終わったとしてもどこかしら忘れている箇所があるはずです。
3回程度しっかり確認しないと完全にしあげることはできません。

絶対に前泊者痕跡を残さないように注意深く清掃をする必要があります。

体力勝負ではない


客室清掃が特に優れている人の特徴として
要領の良さが挙げられます。

慣れてしまえば、清掃は誰でも早く終わらせることができます。

ですが、要領が悪ければ時間が数倍かかってしまいます。

基本的にアメニティや清掃用具などを積んだカートと客室を巡回していくのですが、
清掃中に
カート→部屋→カート→部屋・・・
を繰り返すと時間が無くなります。

体力に自信がある私でも、要領がよいパートの女性には勝てません。

体力よりかは要領の良さが重要です。

夏場は大変

夏場の客室清掃ほど大変なものはありません。

というのも、私の場合は花粉症に悩まされました。
作ったばかりのベッドにくしゃみをしてしまい、またやり直すこともありました。その一方でもちろん汗もかくので、
シーツに落とさないように注意しながらベッドを作るのは至難の業です。

難しいですが、夏場はこれらをうまく対処しながら清掃しなければなりません。

ホテルマンは客室清掃が必須

ここまで客室清掃の仕事内容について触れてきましたが、
ホテルマンにとって客室清掃は圧倒的に重要です。

前述のとおり、
・前泊者痕跡をのこない完璧さ
・複雑な仕事を的確に終わらせる要領の良さ

が客室清掃で求められます。

私の経験上、これができる人は
接客におけるサービスのクオリティも高くなる傾向があるように思えます。

ホテルを志望している方は、
アルバイトなどでぜひ一度経験してみることをおすすめします!

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